平成30年 1月
食べられなくなっても、意識がなくなっても
生きられる時代です。
食べられなくなっても、意識がなくなっても
生きられる時代です。
選んだ医療がほんとうによかったのか、
直面した人たちは悩みます。
本人はどんな医療を受けたいか、
本人はどんな医療を受けたいか、
家族はどんな医療を受けさせたいか。
それを決めるには、
どんな生活を送りたいかを考える必要がでてきます。
どんな生活を送りたいかを考える必要がでてきます。
つまり、終末期の医療を考えれば、
それは「どう生きたいか」を問われます。
中日新聞 12月30日 社説より
見返りを期待せず、人に施すことを「布施」と言います。
中日新聞 12月30日 社説より
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12月
聞思(もんし)して
遅慮(ちりょ)することなかれ
親鸞さまの言葉より
いつ、どうなっても おかしくない私が
いま、ここに生きている
今年配布のマッチの言葉です
11月
これから先は「低成長・高成熟」の時代です。
聞思(もんし)して
遅慮(ちりょ)することなかれ
親鸞さまの言葉より
いつ、どうなっても おかしくない私が
いま、ここに生きている
今年配布のマッチの言葉です
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11月
これから先は「低成長・高成熟」の時代です。
日本が進む先は、この道しかないと
確認しあう時期に入っているはずなんです。
相変わらず成長というものを期待して、あがいている。
相変わらず成長というものを期待して、あがいている。
70歳はそろそろお迎えを待つ覚悟が
なくてはいけない年齢です。
けれどもいまの70歳はまだまだ元気で、
自分ではいい年だと思っていない。
なくてはいけない年齢です。
けれどもいまの70歳はまだまだ元気で、
自分ではいい年だと思っていない。
70歳!人と社会の老いの作法
文春新書 五木 寛之さんの言葉
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10月
「第一の声は気がついたらしゃべっていたので、
ありがたいともなんとも思わなかった。
だから平気で使ってた。
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「第一の声は気がついたらしゃべっていたので、
ありがたいともなんとも思わなかった。
だから平気で使ってた。
でもこの第二の声はね、
私と家内と血と涙と汗でやっと手に入れた声なんで、
私と家内と血と涙と汗でやっと手に入れた声なんで、
私ね、この声で、きたない言葉を使いたくないんです。
みんなが喜ぶような言葉とか
美しい言葉ばっかり使いたいんです」
美しい言葉ばっかり使いたいんです」
元 コロンビア・ライトさんの言葉
喉頭がんで声帯をなくされた
ブディストマガジン 大乗10月号
釈 徹宗 師の文章より
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9月
被爆者 谷口 すみてるさんの言葉
ある米国人の取材者が谷口さんに
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9月
被爆者 谷口 すみてるさんの言葉
ある米国人の取材者が谷口さんに
「体験を思い出すのはつらいでしょう」と
尋ねたときの返答が心に残っている。
「思い出すんじゃない。一時も忘れたことなどないんですよ」
中日新聞 8月31日の記事より
「思い出すんじゃない。一時も忘れたことなどないんですよ」
中日新聞 8月31日の記事より
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7月
いつかわたしは 風に乗り
いつかわたしは 雲になる
心も体も 消え果てて
空に流れる 雲になる
仏教讃歌 「いつか私は」より
山崎 澍朗 作詞
いつかわたしは 風に乗り
いつかわたしは 雲になる
心も体も 消え果てて
空に流れる 雲になる
仏教讃歌 「いつか私は」より
山崎 澍朗 作詞
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6月
見返りを期待せず、人に施すことを「布施」と言います。
「布施=お坊さんにお金やものを納めること」
と思いがちですが、
と思いがちですが、
お金やものを差し出すことだけが布施ではありません。
あたたかいことばをかけたり、
やさしいまなざしで見つめることもまた、布施です。
大切なことは、無心で施すこと。
大切なことは、無心で施すこと。
してあげたから、代わりに・・・と、
心のどこかに少しでも見返りを求める気持ちがあれば、
本当の布施とは言えません。
中略
布施をして救われるのは、施してもらった方ではなく、
布施をして救われるのは、施してもらった方ではなく、
実は施した方なのです。
PHP研究所 刊
「はじめてのお釈迦さまのお話」より
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5月
この世には三種の人がある。
岩に刻んだ文字のような人と、
砂に書いた文字のような人と、
水に書いた文字のような人である。
岩に刻んだ文字のような人とは、
岩に刻んだ文字のような人とは、
しばしば腹を立てて、その怒りを長く続け、
怒りが、刻み込んだ文字のように消えることのない人をいう。
砂に書いた文字のような人とは、
怒りが、刻み込んだ文字のように消えることのない人をいう。
砂に書いた文字のような人とは、
しばしば腹を立てるが、その怒りが、
砂に書いた文字のように、速やかに消え去る人を指す。
水に書いた文字のような人とは、
水に書いた文字のような人とは、
水の上に文字を書いても、流れて形にならないように、
他人の悪口や不快なことばを聞いても、
他人の悪口や不快なことばを聞いても、
少しも心に跡を留めることもなく、
温和な気の満ちている人のことをいう。
パ-リ「増支部経典」より
パ-リ「増支部経典」より
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3月
「色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず」
うるわしく匂う花々も、やがては散っていく。
この世において、常に変わらないものが
どこにあろうか。
形あるものにとらわれて迷っていた山道を、
今日からは越えていこう。
もはや浅はかな夢を見るまい。
酒に酔ったような生活をするまい。
仏教伝道協会 刊 「さとりの知恵を読む」より
「色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず」
うるわしく匂う花々も、やがては散っていく。
この世において、常に変わらないものが
どこにあろうか。
形あるものにとらわれて迷っていた山道を、
今日からは越えていこう。
もはや浅はかな夢を見るまい。
酒に酔ったような生活をするまい。
仏教伝道協会 刊 「さとりの知恵を読む」より
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2月
「今 あなたに伝えたい言葉」
「今 あなたに伝えたい言葉」
最優秀賞 あなたより あなたを思う方がいる
山崎 魁之さん
優秀賞 あなたと出会えた事が私の最高のご縁です。
池田 愛美さん
優秀賞 また会おうね。キミとつながったこのご縁。
横井 洋子さん
伝灯奉告法要協賛事業 入賞作品より
優秀賞 あなたと出会えた事が私の最高のご縁です。
池田 愛美さん
優秀賞 また会おうね。キミとつながったこのご縁。
横井 洋子さん
伝灯奉告法要協賛事業 入賞作品より
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1月
「篤(あつ)く三寶を敬え」
三寶・・仏・法・僧
十七条憲法より
超高齢化社会の中で、
いのちの喜びが見えなくなっている
今年度のマッチの言葉
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11月
怨みは怨みによって鎮(しず)まらない
怨みを忘れて、
はじめて怨みは鎮まる
パ-リ「法句経」より
第二次世界大戦後の講和条約の場で、
スリランカの代表がこのブッダの言葉を
引用して、日本に対する賠償請求を放棄し、
大きな反響を呼びました。つまり、戦争で
日本軍から大きな被害を受けたけれども、
その怨みは忘れて、今後の平和について
努力していこうと主張したのです。
仏教伝道協会 仏教聖典副読本より
第二次世界大戦後の講和条約の場で、
スリランカの代表がこのブッダの言葉を
引用して、日本に対する賠償請求を放棄し、
大きな反響を呼びました。つまり、戦争で
日本軍から大きな被害を受けたけれども、
その怨みは忘れて、今後の平和について
努力していこうと主張したのです。
仏教伝道協会 仏教聖典副読本より
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10月
「誤爆」という言葉はまやかしです。
その中に1人か2人タ-ゲットがいたら
かまわず攻撃する。
それ以外の死者は軍隊用語で
「付随的被害」と呼ぶんです。
テロリスト1人を殺すために
テロリスト1人を殺すために
どれだけ市民が死んでも気にしない。
メディアもその考えに
巻き込まれてしまっている。
僕にとって戦争とは、一般の人や子供たちの
体がちぎれたり、腐ったりすることなんです。
兵士と兵士の撃ち合いではない。
圧倒的な火力を持った軍用機からの爆弾が、
下にいる人たちを殺害していく。
朝日新聞 9月28日夕刊
朝日新聞 9月28日夕刊
フォトジャ-ナリスト
広河 隆一 氏の言葉より
広河 隆一 氏の言葉より
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本願寺新報 9月 1日号 赤光 白光より
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8月
9月
少子化や家族分散化で、独り暮らしの老人が増え、
私たちを取り巻く社会は目まぐるしく変化している。
「終活」「直葬」「墓終い」などという言葉が、
一般に使われ出したのはわずか数年前だ。
これに「仏壇終い」まで加わろうとしている。
こうした現象は浄土真宗のみ教えを将来へ
向かって伝えていく環境が、決して平坦ではない
ことを示唆している。
いよいよ10月から始まる伝灯奉告法要を機に、
そうした宗門の現実をしっかり認識したい。
本願寺新報 9月 1日号 赤光 白光より
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8月
宗務の基本方針
「つなげる」
宗祖・先人・親から受け継いだみ教えを
次世代に伝え、念仏者を育てる。
「つたえる」
み教えを広く伝えるとともに、
御同胞の社会をめざし、
報恩感謝の心を行動に表す。
「ささえる」
創造的な活動を育てるため、
宗務組織の充実に努める。
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7月
”動かんワニ、解雇”。
小さな記事だった。
水族館にすれば、
魚たちの元気な姿、ワニの元気な姿を
みんなに見てもらいたかった、
ということだろう。当然だ。
ということだろう。当然だ。
でも、魚だってワニだって、
そんなに毎日元気よく泳いだり、動き回ったりするわけはない。
魚だって、腹を見せ、泳がなくなって、
そんなに毎日元気よく泳いだり、動き回ったりするわけはない。
魚だって、腹を見せ、泳がなくなって、
毎日何匹かは死んでいるかもしれない。
私たちは、水そうの中で死んでいる魚を見たことがない。
これって、ほんとはおかしいはずだ。
中略
だが、その動かなくなったところが大切で、
これって、ほんとはおかしいはずだ。
中略
だが、その動かなくなったところが大切で、
そこが”いのち”との接点だと、じいじは思うのだ。
動かなくなったワニや魚をかくしてしまうのでは、いつも元気で
いきいきのイメ-ジを植えつけることにならないか。
中略
生まれ、老い、いのち終わってゆく、
動かなくなったワニや魚をかくしてしまうのでは、いつも元気で
いきいきのイメ-ジを植えつけることにならないか。
中略
生まれ、老い、いのち終わってゆく、
その厳然たる真実のまえに、
私たちはもっともっと謙虚にならなければならん。
大乗 7月号 じいじからあなたへの手紙より
中川 真昭 師
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6月
大乗 7月号 じいじからあなたへの手紙より
中川 真昭 師
6月
家があり、村があり、人はそこに属し、
喜びも悲しみも共にしてきた。
死は、村人にとっての大きなできごとであったし、
悲しみであった。だからそのために、
村の人々は惜しむことなく労力を提供した。
手伝うのが当たり前だった。
地域社会のつながりを守ろうとすれば、
どんなに忙しくとも、参加し、その中で、
悲しみもつらさも痛みも共有したのだ。
大乗5月号 「じいじからあなたへの手紙」より
文 中川 真昭 師